システム化
ここで言うシステムとは「決まりごと」のことですが、いずれにしても、なんだか煩わしいと思われるかもしれませんね。でも、家の中の雑多で些細な事ほどシステムを作ってしまえば楽チン!なにより、いちいち考えたり、悩まなくて良いのですから。なので、私はあえて、高齢の母にシステム化を勧めました。
たしかに、年齢を重ねて身についたことを変えるというのは、容易なことではありません。実は、誰もが既に自分なりのシステムを作っていて、それに従って生活しているものですから。
ですが、もし、どこかの棚や引き出しが「使えないというわけではないんだけど…」というクロス類でぎゅうぎゅうだとか、新旧ごちゃ混ぜでしたら、システムを見直す機会では?
一例として
タオルのシステムを整える
↑以前、ご紹介した洗面所&トイレの向かい側にある棚。タオルはこのワイヤーラックに入るだけの5枚。下段は、普段は使わない念のためのバスタオルを1枚。
実家は、やたらにタオルが多いと感じていました。それは、頂いたり新調したタオルを次々と「現役追加」させてしまうせいです。ですので、タオルは枚数を5枚と決め(1人暮らしなら十分)、増えてもすぐには使わずストックするよう場所を設定。現役タオル5枚のうち1枚でも傷んだり、汚れが目立ったり、もしくは何かの節目(新年など)に、総取り替えするシステムに。
そして、この5枚のタオル。常に、1枚はタオル掛けにあり、1枚は洗濯中。使う時は右側から、洗濯したら左側に戻します。これが1日のルーティーン。洗濯できない日があっても3枚は待機しているわけですから心配ありません。
現役を退いたタオルは、惜しみなく4分割してウェス(1回限りの捨て布のこと)にします。飛び散った油汚れ、庭仕事後の泥汚れ、玄関のたたきを拭いたり、家具の手入れなどに使って、惜しみなく捨てていきます。ウェスがたっぷりあれば、雑巾は不要かもしれませんね。
ちなみに我が家の場合、ウェスは増減しますので、雑巾もご紹介したタオルと同じシステムにしています。100均で購入したマイクロファイバー雑巾3枚セットを3セット、白。マイクロファイバーは雑巾として優秀ですが劣化が早いので、白が汚くなったら、総取り替え!330円なり。もちろん御用済みはウェスになります…と。
台所で必要な台拭き、食器拭き、手拭きも、各3枚あれば十分。同じシステム、同じルーティンで回します。
ため込んでしまったモノに支配されるのではなく、暮らしに合った量で快適に暮らすため、簡単なシステムを作り、ちょっとの努力…と言っても、努力するのは最初だけ、習慣として身につくまでです。システムなんて言っても、実はとても簡単なことなのですから。
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