内窓
一軒家というのは、どうにもこうにも寒い。しかも築45年ともなれば。
20年くらい前に床暖房は施したものの、ソファに座っていると肩口が冷えて仕方ない。この出窓を出窓のまま防寒仕様にしたい、というのが母の希望でした。ですが、窓の仕様が古いことから、出窓自体をどうにかすることは難しく、内窓を設置するしか方法がない。出窓を出窓のまま…は、諦めざるを得ない状況となりました。
いえいえ、「諦める」ではなく「内窓を生かす」ですよ、こういう際は。笑。内窓をつけたことで、ちょっとした温室にもなるこの場所を楽しみましょうと納得しました。
内窓は、既存の出窓や掃き出し窓の内側に設置するため、インテリアへの影響が大きいものです。珪藻土壁とのバランスや全体の雰囲気を考え、思い切って無垢材メーカーWOODONEのMOKUサッシにしました。
思い切っただけのことはある素材の温かみと質感。もちろん、断熱効果も抜群で、結露も防げます。
既存のサッシと内窓の間に、すべてブラインドが仕込んであります(オプション)ので、カーテンなどの布物を排除できたことも成果。すっきりとした窓辺になりました。
アルミサッシの存在にすっかり慣れてしまっていましたが、やはり無垢の木枠は良いですね。部屋の印象もグッと上がりました。そして、とにかく暖かくなったと喜ぶ母。思い切りはしましたが(3度目 笑)、良い選択だったと思います。
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